初めて出会ったあの日以来、せりかはマスターに気に入られ、7つの壁の穴でバイトをするようになった。バイトといってももちろん過激なショーの出演ではなく、年齢詐称してのバーのウェイトレスとしてだが、この店では裏の仕事も多い筈。
それにしても無口な娘だ。考えてみりゃ、俺とのまともな会話はまだ無い。声すら聞いたのはマスターに対する、はい、くらいなもんだ。いや、そういや、あの日、ご開通直前に確かに俺に言ったっけ。「お願い、いれないで!私、このままがいい.... 」って。よし、今日はこいつを餌にして、と。
「なぁ、頼むよ。」と、俺はすでにお願いモードに入っている。せりかの野郎、バーのカウンター越しに2時間近く差し向かいで、俺が何度呼びかけても、視線を向けようともしない。ま、先に無視したのは俺の方だし、俺との記憶を完全に消去したい気持ちはわからんでもないが。見かねてマスターが、水くらいついでやんな、と言ってくれたので、既に氷も溶けたグラスに、水を継ぎ足そうとする。そこで他人を茶化す俺の悪い癖が、最悪のタイミングで出た。「お願い、いれないで!私、このままがいい.... 」っておちゃらけて言った瞬間、しまったって思った。いきなり冷水を頭からかぶることになる。まだ何か恐ろしいオーラを感じる。次はグラスが飛んでくるって思った瞬間、マスターが割って入ってくれた。やめとけ、これでも客だ、ってさ。
追い出されるように店を出ようとした時、マスターがせりかの耳元で何かささやいた。お陰で、俺は今、世界一、思いっ切り、不機嫌なオンナと業務命令によるデートをしている。マスター紹介の店に入り、小さなテーブルに高さのあるチェアで、ひざ小僧をすり合わせるように向かい合わせに座る。顔が近い。せりかのヤツ、こっちをまるで見ようともしないから、こっちからは割と見つめることができる。やっぱりかわいい女の子だ。とりあえず仲直りしなくちゃ。
「さっきはさぁ」と切り出してみる。不意をつかれた彼女とやっと視線が合った。「ごめん、あんな事、言うつもりじゃなかった。」と、口が勝手に喋りはじめる。「いいの、もう」彼女が初めて喋った!「それよりもあなた、私をいいところへ連れて行かなきゃ、7つの壁の穴には今後いっさい出入り禁止って、マスターからの伝言よ。いい気味だわね。さぁ、伝えたから、私は帰るわ。じ」と、そこでいきなり彼女は意識を失った。
ぴったり1時間。彼女がマスターにクスリを仕込まれてからの時間だった。「じゃあね」そう言って席を立って行こうとしたせりかは、マスターの言いつけ通り、俺に いいところ へ連れて行かれることになる。
胸に、正確に言えば右の乳首に、生温かい舐めるようなドロリとした感触を受けて、せりかの意識は回復しはじめた。その感触が胸の谷間を越えて左の乳首を侵蝕し、さらにヘソから恥丘へと進行していく。まるで意志を与えられたかのような動きだった。気持ちがいい!彼女のカラダは思い出していた。あの凌辱の夜の快感を。別の舐める感触が、左右の足裏から両側の太ももの内側を抜けて、もうちょっと、というところで焦らすかのようにとどまった。たまらなくなった彼女は自ら大きく脚を広げて、何か叫びながら股間に指を持っていこうとする。と、先程とどまった感触がいっせいに彼女の女性器を襲う。ある感触は肉厚の小陰唇をグイと押し広げ、膣口をクルクルと2周したかと思うと、ドスンとした衝撃を伴って子宮口にぶつかり、膣襞をぺろぺろと舐め回しながら抜けていく。そう、まるで男性器のように。別の感触は陰核にまとわりつき、締めあげたり、転がすように舐めあげるなど好き放題だ。学習能力まで備えているのか、せりかの感じた部位は何度でも攻めてくる。だから受ける快感の総量は倍加的に増えていく。乳首と陰核と膣襞の最も感じるポイントを同時に攻められた時など、薄れた意識の中でもカラダ全体がガクガクと痙攣していくのがわかった。痒いところを掻くように、せりかのカラダの求める快楽に従順に応える感触たちとの饗宴は、あっという間に2時間を越えた。あまりの快感に叫び続け、気が狂いそうになりながら、快楽の渦の中で死にたいとすら思うのに、意識が戻ってくるのがわかる。やっと俺に気付いたか。お帰り、せりか。新しい媚薬の世界はいかが? いいところ だっただろう。あんなにいかせて、いかせて って叫んでたくらいだから。